絵やイラストを描いたら、自作グッズを作りたい!
私は節約していてなるべく安価でグッズ化できる方法を探して「シルクスクリーン」にたどり着きました。
お得はもちろん、できれば簡単に作れて在庫を持ちたくない、そんな私のような方にもオススメ!
シルクスクリーングッズ作りのポイントは?キットを使うならどんな種類がある?
ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
シルクスクリーンでグッズを自作したい!
オリジナルTシャツやトートバッグを作りたい!
そんなときに思い浮かぶのは「シルクスクリーン印刷」。
外注するのではなくて、自作でできたらいいな…
そう思ってこのサイトを来た方も多いでしょう。
やっぱり安価で作れるのは理想ですよね。
私はシルクスクリーンをやったことがなかったので、できれば初期投資を抑えて、お試しでやってみたい気持ちが強くありました。
今回はそんなシルクスクリーン初心者も安心!シルクスクリーンキットについて紹介します。
100均でも道具はそろう
検索すると、シルクスクリーンキットを使わない猛者も多くいます。
元々DIYが得意な方や、シルクスクリーンというものを研究したい方は100均やDIYショップで材料を選び、購入するものおすすめします。
ただ私のような時間がなく、DIYもそこまで得意ではない場合。
やっぱりキットのほうがいいかな~と思っています。
キットを使えばミスやムダが少ない
例えばシルクスクリーンのメッシュを張るために100均で写真立てのフレームを使う事例をよく見ます。
実際シルクスクリーンのフレームは1000円~5000円くらいします。シルクスクリーンのメッシュを張るのはなかなか難しいようで、歪んだり緩んだりすることが多いようです。
しかし専用のフレームを使うことでプリントのキモとなる部分をしっかりサポートしてくれます。
もちろん100均のもので自作するのも楽しいですが、安く作ることに目が行き過ぎて時間がかかりすぎてしまうことも気をつなければいけません。
ポイントは「製版」
あとはシルクスクリーンに大切な「製版」。
シルクスクリーンはメッシュが張られた板がありますよね。それに図案(の反転)を何らかの方法でくっつけて、インクで印刷できる状態にすることが製版です。
シルクスクリーンといえば、メッシュの上にインクをのせて、スキージーで手前にビッッと伸ばすイメージが強いですよね。その印刷の前に用意するのが「版」です。
この版作り(製版)が自作シルクスクリーンで一番大変なんじゃないかと思っています。
このあとに紹介する3つのキットも、版の作り方はさまざま。
もちろんお値段もさまざまです。でも100均の道具でそろえるよりは手間はかからず、やり方も決まっています。
忙しいあなたでも印刷までたどり着けること、間違いなし!
私は「ティントプリント」というのを使ったのですが、他の道具も気になっています。
今後、他社の道具を使ったらまた更新したいと思っているので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

【まとめ】シルクスクリーングッズ自作ができるキット4種
私が調べた中で悩んだのは下記4つです。
・みやこ染「ティントプリント」
・ホリゾン「Tシャツくん」
・JAM印刷「スリマッカ」
最終的に一番上のみやこ染「ティントプリント」を選びました。
理由はセットの値段が安い、楽天市場で買える(ポイントが使いたかった)、製版の工程が少ない、という理由です。
Tシャツくんは、Tシャツくんの製版用の機械があれば確実に美しく製版ができそうだと思いましたが、値段が高くて断念。製版の感光作業も自分でうまくできる自信がなかったのでやめました。
スリマッカは製版は専用サイトから注文です。製版作業がない&キレイな仕上がりの気楽さはありますが、今回は楽天ポイントを使いたかったのでやめました。
ということでみやこ染「ティントプリント」を購入。
学研「大人の科学 シルクスクリーン」もある
私はみやこ染のティントプリントセットを買いましたが、実は「大人の科学」シリーズでもシルクスクリーンプリントができるキットがあります。
この「ティントプリントセット」の会社がプロデュースしているので、インクなどの原料は同じと思われます。
大人の科学の方が事例などいろいろなポイントもわかりやすく紹介されてこちらもオススメです!
ではそれぞれの特長とやり方をまとめたので紹介します。
シルクスクリーンキット①みやこ染『ティントプリントセット』
みやこ染『ティントプリントセット』は桂屋ファイングッズという染料のお店が出しています。
歴史が長い会社のようで、ホームページも和の雰囲気を感じます。自宅でも簡単に布を染められる染料は、DIYショップにもしっかり置いてあって、信頼できる会社なのだな~と感じました。
『ティントプリントセット』だけ買えばば製版作業までしっかりできるので(インクは別売)、個人的にはすごく気楽でポチっちゃいました。
ここからは体験談ですが、インクは水に溶け、においもなく扱いやすい点が気に入っています。
ですが自分で絵を書かなければならない(データを転写できない)ので細かい図案は大変です。
図案を書き写し、製版用インクをのせて乾かし…と時間がかかる点も気になります。
ただ、自分でグッズを作っている!という感覚が強くワクワク感があって、デジタルに慣れきってる私にはよい刺激でした。
シルクスクリーンキット②Tシャツくん ミドル
Tシャツくんはスキャナーのような機械で製版が簡単にできます。
サイズはミドル(製版サイズ220×220mm)とワイド(220×360mm)があり、廃盤のジュニア(120×120mm)もあります。
その機械と道具のセットが4万円くらいするので購入は躊躇しますが、スクリーン単体でも購入して製版もできるので、やり方によっては安価です。
Tシャツくんの機械がない場合、専用スクリーンに図案を写す方法は「紫外線」。
今はあまりフィルムカメラは使いませんが、フィルムカメラのネガを作る感じに近いです。
図案を重ねた専用スクリーンを太陽光に当てる、またはレジン硬化用の紫外線を当てるとできます。
製版するときに重ねる図案は印刷したものでOK。
手描きのティントプリントより精巧なシルクスクリーンが完成します。
個人的に選ばなかった理由は、光を当てる時間がよくわからないのでその調整が手間、太陽を使うと天候に左右される点も嫌だなと思って今回は見送りました。
(メルカリやヤフオクでもTシャツくんの機械は出品されますが、需要があるのか中古でも高いです。)
シルクスクリーンキット③スリマッカ
スリマッカはJAM印刷という多色刷りの有名な会社が出しているシルクスクリーンブランドです。
スリマッカは本気で「シルクスクリーンをやろうぜ!」という勢いと、オシャレさに背中を押されます。
スリマッカの一番の特長は「製版は注文する」ところです。
いちばん大変なところをやっていただけるのはありがたいことで、それも1000円くらいと安価で、次は頼みたいです。
ただスリマッカのホームページから注文とのこと、しかし今回は楽天ポイントを使いたかったので見送りました。
スリマッカセットを買うと組み合わせて使えるフレームと1枚分の製版スクリーン注文ができます。
楽天で買ったものにはスクリーンはついていない?ようです。
2023年には製版を自宅でできる「ハンデルデ」という商品も発売されます。
そのモニターに応募したのですが、残念ながら落選してしまい…その代わりハンデルデの版で印刷したトートバッグが届きました。
ハンデルデは19万円くらいなので、ちょっと個人で購入は難しいかなと思っています。
シルクスクリーン印刷を自宅でやるにはキットがオススメ!
100均でシルクスクリーンの道具をそろえて…というのも楽しいですが、気軽に作ってみたい方はシルクスクリーンキットが断然オススメ!
でもやってみて残念ながら「失敗したな…」と思うこともあるかもしれません。
(私はよく道具をそろえて長続きしないこと多々です)
キットをサクッと買って、道具に悩んだり準備したりする時間を短縮!
シルクスクリーンが自分に合う印刷方法かササッと確認しちゃいましょう!
