わたしはこの本で市販のベビーフードへの抵抗がなくなりました。
Twitterでフォローしてる方が読んでいて、なにげない気持ちで読みましたが離乳食があまり進んでなかったので読んで正解でした。
これを読んでなかったら、もっと手作りしてたかな?と少し震えます。
necco
目次
離乳食は作らなくてもいいんです。|あらすじ
タイトル:小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。
著者:工藤 紀子
発売日:2019年1月23日
出版社:時事通信社
- 小児科医の体験に基づいた本
- 市販品を超絶おすすめされるので勇気がわく
- ライスシリアルなど海外の離乳食もわかっておもしろい
日本の小児科医が書いた本です。自身の体験から手作り離乳食の大変さ、食べないときのガッカリ感など元に書かれたそうです。
母の負担が大きい離乳食づくりをベビーフードに変えて気楽に。
ベビーフードの良さは「楽・早い・安全・保存ができる」と伝えています。
そして「買って・開けて・食べさせる」だけで手軽で便利です。
海外の離乳食事情も紹介していて、日本に比べてベビーフードの種類は豊富、みんな使っているとのこと。
栄養面にも言及していて、生後6ヶ月以降の鉄分が足りなくなる問題もしっかり説明しています。
離乳食は作らなくてもいいんです。|本の感想
ベビーフードは楽。
でもお金がかかるし、手作りの愛情、なんて考えていたのでほとんどベビーフードは使いませんでした。
でもこの本でベビーフードは清潔な工場で作られて安心・安全と読んで「なるほど!」と思いました。家で作るとどうしても雑菌は入るし、夏場は特に気を使います。
(逆に手作り離乳食への不安も感じるようになってしまいましたが)
著者はベビーフードをしっかり使って育児をしたそうで、そこまでマネはできませんでしたが、この本を読んだあとベビーフードを買いだめしました。
買い置きがあるだけで大きく心に余裕が持てることに気が付きました。
ただ1点気になったのは、本を開いてすぐ「元気で頭のいい子に育てたいからこそ、離乳食作らない宣言!」はちょっと引っかかりました。
要はベビーフードで気楽に離乳食すれば親の情緒も安定して子供も安定する、的なことなんですが、この書き方はなんだかな~と思ってしまいました。
necco
離乳食は作らなくてもいいんです。|本から学んだこと
- 楽
- 早い
- 安全(工場で管理されて清潔な環境で作れる)
- 保存(常温でもOK)
特に安全と保存については家ではなかなか実践できません。
家庭のキッチンできれいな環境を作ることは難しいし、長期保存するなら冷凍しか方法はありません。しかもその冷凍も完璧に良い環境ではありません。
それに比べると市販のベビーフードは、雑菌が入りにくい上に戸棚に入れておくことも可能、しかも何ヶ月も保管できます。
海外の離乳食についても紹介されていて、一番の注目は「ライスシリアル」です。
不足しがちな栄養・鉄分も豊富に含まれていて、普通のおかゆよりこれを食べさせたい!と強く思ってしまうほどでした。
necco
少し日本でも目にすることが増えた「手づかみ離乳食(BLW)」に近い記載もあり、日本の離乳食の本の中ではなかなか先進的といえます。
手づかみ食べは海外で行われている方法でなかなか面白そうですが、私が離乳食をしてたときは情報があまりありませんでした。
今は本も少し増えてきたようで、読んだら感想を書きたいと思います。
離乳食は作らなくてもいいんです。|ベビーフードを使うことが増えた
わが家はこの本を読んでからベビーフードを使うことが明らかに増えました。
私はどちらかというと自然派、ケチ、手作りすることが多かったので、まさかこんなにベビーフードを多用することになると思いませんでした。
でも、それくらい離乳食というものが大変だったのです。
せっかく作っても食べてもらえない。一口も。
残った離乳食を毎日のように捨て、じゃあ何を作ったらいいの?と悩む日々。
新しい食材を出してもダメ。
necco
そんなときに出会った「離乳食は作らなくてもいいんです。」という本。
ベビーフードをガンガン買って、もちろん子供は食べるものもあれば食べないものもありましたが、気持ちを切り替えられたと思います。
わが子も試行錯誤していくうちに、
わりとフライドポテトなどサクッとしたものを好むことがわかったり、2歳頃になってやっと和光堂のランチボックスを完食したり。
やっぱり予想通りに進まないなと、今やっと思えるようになりました。
食べてもらえなかったり、作ったものをグチャグチャにされるのは大きなストレスになります。
もちろんそのあとにしなきゃいけない掃除。
ベビーフードだったとしても掃除はしなきゃいけませんが、ストレスMAXのときにする掃除ほどつらいものはありません。
離乳食教室や本、SNSでは、まだまだ手作りが主流です。
手作りにこだわりすぎなくても、現代はおいしいベビーフードがあるから気にせず使いましょう。