【本の紹介】大黒柱妻の日常 / 田房 永子 (著)

大黒柱妻の日常

大黒柱妻?
これは!もしや!男女逆転的な話では!

そう思って読んだこちらの本。

そのとおり、大黒柱が妻で家事育児が夫になったというお話です。

necco

考えるだけでワクワクしますね!

しかし現実は難しい。

天国と地獄が繰り返される展開に、なんだか明日は我が身的なものを感じました。

この本をおすすめしたい人
  • ワンオペ育児で死にそうだけどどうにもならないこともわかってる方
  • 自己肯定感を上げたい主婦
  • 仕事ばかりの夫にウンザリしてる方
  • 夫より稼ぎたい、年収1億円になりたいと思ってる方

大黒柱妻の日常の登場人物とあらすじ

妻・ふさ子(40歳)

フリーランスのデザイナー。日々、家事育児、仕事に明け暮れる妻。給料はほとんど事務所の家賃に消える。

ある日、大黒柱妻になった。

夫・トシハル(41歳)

会社員。ふさ子が大黒柱になる代わりに、事務職に転職した。新潟出身。

 

そしてお子さん2人、キーパーソンとなるお友達が出てきます。

あらすじ

フリーランスのふさ子は家事育児を主に担っていたが、夫・トシハルとの話し合いで大黒柱妻になることに。
サラリーマンのトシハルは前向きに事務職に転職、家事・育児を主にすることになった。

逆の立場になることでトシハルの家庭での気持ちが理解(肩身の狭い思いや気持ちの上での苦労を体感)する成長物語。

しかし7年間のワンオペ育児を乗り越えたあとの仕事へのパッションは止まらない!

現代女性(妻)の葛藤が独特でありながらリアリティある表現で描かれており、同じ悩みを持つ人に刺さる内容です。

「大黒柱妻の日常」の感想

私もフリーランスのライター(とかいろいろやってる)なので、大黒柱になる前のふさ子さんの気持ちが痛いほどわかります。

時間制限のある仕事時間。
怒涛の家事・育児。

それなのに
たっぷり仕事して帰ってくる夫。

毎日悔しくて死にそうです。

 

この本で私の代わりにふさ子さんが大黒柱妻になってくれたので、少し冷静になれました。

necco

でも仕事が終わって帰宅すると、お風呂上がりのピカピカの子どもが出迎えてくれるかわいさとすべて終わってる気楽さは…ちょっと味わいたい!

ふさ子さんが大黒柱妻になって感じた「家庭での居場所のなさ」、私は想像していませんでした。

じゃあこれを読めば大黒柱妻となっても
仕事をしつつ、家庭での自分の居場所を作れるんじゃなか?

というと、やっぱりふさ子さんみたくなってしまいそうです。

家で肩身が狭くなり、
家のことがわからなくなって、
上の空になり、
指摘されれば意地をはる。

そして失敗…

ふさ子さん、気づかせてくれてありがとう。

ちなみに私も収入は国民年金、国民健康保険、iDeCoに消えてるよ(扶養じゃないから)。

印象に残ったセリフ

「俺は(ごはんを)作ってくれなんて頼んだ覚えはない」(ふさ子の元カレ)

これを言われたらおしまいだよな、と思ってしまう。

実家でも昔、母がおせち料理を作るのが大変と不機嫌になったことがありました。
「じゃあ作らなきゃいいじゃん!」と姉と一緒になってみんなで泣きながら言い合ったことがあります。

今は言ったことを少し後悔しています。

ずっと当然のように手作りおせちを食べていながら、あるとき「なくてもいい」なんて。

「俺はどうすればいいのか言ってよ、当分今の就労時間は変えられないよ」(トシハル)

「どうすればいいの?」(俺にどうしてもらいたわけ?)という言葉が双方に出てきます。

本当、どうしたらいいんでしょうね。私も夫に直談判しようにもこう言われそうでいつも黙ります。

いい塩梅を一緒に見つけられればいいけど、家事育児は止まらないので難しいんですよね。

「ぶっちゃけると年収1億目指してるのね」(ふさ子)

これ、私あるあるです。

夫より稼ぎたい気持ち、自分の力を過信(他の人も稼いでるからできる的な)、周囲を出し抜きたい気持ち。

恥ずかしながら、ふさ子は私。

大見栄きって夫に言った思いと、夫が何それ?と思う気持ち。

現実的じゃないですからね、年収1億円。

いやほんと、私も気をつけます。

「大黒柱妻の日常」を読んだそのあと

 

necco

自分が夫より稼いでやりたい!

見返したい!

出し抜きたい!

大黒柱と呼ばせたい!

 

そんな気持ちは少し落ち着きました。

ふさ子さんが教えてくれたように、家庭とのバランスが取れなくなるんじゃないか?

もちろん短時間でたくさん稼ぐ方はいますが、それを短期の目標にするとうまくいかない。

(今すぐ商才に満ちあふれてるわけではないから)

地道にコツコツ、地に足をつけてがんばろうと思います。

 

ただ、毎日イライラして疲れてるのは現状の不満もあります。

そこで夫と話し合って、自分の時間をとって…

とか建設的なことができたら今悩んでません!

 

夫に「大黒柱妻の日常」を読んでもらって理解してもらう、というのも考えましたが、少年ジャンプが好きな夫が読む可能性はほぼゼロ。

私の中ではこち亀クラスの実用書だと思いますが、夫にそう思ってもらえる気がしません。

 

とりあえず、年収1億円稼ぐ!と考えるのをやめて、いい感じに夫に家事育児を振って自分の時間を確保できるようにしたいと思います。

いい感じに夫に家事育児を振って…いい感じに…

 

そんなこと思っていると母(60代後半)から電話がかかってきて、「男なんて家事育児できないよ!」と一喝されて「うーん」という気持ちに。

 

みんな悩んで生きている。

この本は解決策はありませんが、発見、共感、再認識の多い良書です。

 

日々に悩んでる方、ふさ子の姿を見て大黒柱妻の気持ちを一緒に味わってみてはいかがですか?

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