哺乳瓶の消毒の現在◆アメリカでは消毒しないらしい!

哺乳瓶の除菌・消毒

Twitterを見てたら「哺乳瓶の消毒はしなくていい」という衝撃のツイートを見ました。

アメリカの小児科学会の見解によるとのことです。

でも、

お産した病院ではミルトンしたし、

自宅では「消毒じょ~ず」で毎回消毒していました。

哺乳瓶の消毒がなくなればどれだけ楽だったか。

睡眠時間が確保できたか。

頭の中は哺乳瓶の消毒のことでいっぱいになりました。

 

一体「哺乳瓶の消毒はしなくていい」というのはどういうことなんでしょうか。

注意
この記事は「哺乳瓶を消毒しなくていい」という結びにはなりません。

現在の哺乳瓶の消毒事情をまとめたものです。

哺乳瓶の消毒についてのニュース

朝日新聞デジタル 2019年1月24日

参考 哺乳瓶消毒つらい…SNSに悲痛な悩み 米国では不要論朝日新聞デジタル

この記事の専門家の見解は以下の通りです。

  • 厚生労働省は2007年に『哺乳瓶について「徹底的に洗浄し滅菌することが非常に重要」』と通達した。(世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)がまとめた粉ミルクの取り扱いに関するガイドラインを基に)
  • 鹿児島大の吉留厚子教授(助産学)は無意味な消毒はやめていいという見解(2003年に哺乳瓶を洗剤で洗い流すだけで細菌を取り除けるという論文を発表した)
  • アメリカの小児科学会・広報担当ノースウェスタン大学臨床助教授のアンドリュー・バーンスタイン医師は「温かい水と洗剤で洗い、自然乾燥すれば十分。先進国では特別な消毒は必要ないとの見解。熱風で乾燥させる食洗器もおすすめ
  • 小児科専門医の水野克己・昭和大学教授は「生後3か月くらいまで哺乳瓶を消毒するのが一般的。でも1日1回で十分。
  • 相模女子大の金井美恵子教授(食品衛生学)は「毎回消毒しなくても、少し熱めのお湯で洗ってきちんと乾かせば、細菌やウイルスを洗い流せる」「消毒剤はミルクの飲み残しなどで殺菌力が落ちるので、しっかりと汚れを洗い落とすことが重要」

 

ポイント

厚生労働省は洗浄と滅菌を必須としている(WHO基準)が、

アメリカの小児科学会は消毒は必要ないとしている。

日本の専門家の意見は分かれている(消毒やめていい、1日1回、毎回じゃなくていい)。

とりあえず汚れは洗剤でしっかり流したほうがいい。

日本は厚生労働省がWHO基準で話を進めてる以上、「消毒なし」にはならないんじゃないか?

医師の見解はわかれるけど、最後は自己判断なのでしょう。

東洋経済オンライン 2017年12月9日 哺乳びんやおもちゃの殺菌は過敏な反応だ

参考 哺乳びんやおもちゃの殺菌は過敏な反応だ東洋経済オンライン ブレット・フィンレー氏(リティッシュ・コロンビア大学教授とマリー=クレール・アリエッタ氏(カルガリー大学准教授)の記事です。

両氏の著書「汚い子育てはいいことだらけ!」 を基に書かれた記事。
過度な除菌を問題視していて、哺乳瓶の除菌についても書かれています。

ポイント
  • アメリカ小児科学会(AAP)は哺乳瓶の殺菌を進めていない。哺乳瓶を最初に使う場合、使う水が安全でない場合はお湯で殺菌洗浄か食洗機の熱湯モードで洗浄する。
  • 逆に食器を几帳面に洗わなくてもいい結果もある。(スウェーデンのヨーテボリ大学の科学者チームの調査)
アメリカ小児科学会がなぜ消毒しないでいいと言っているかはまではわかりません。

(アメリカは合理主義だから、という意見もあります)

またある調査では「清潔にしすぎない」ことで微生物に接する機会を増やしたほうがいい、と。

こういう考え方もあるんだなと思いました。

厚生労働省ガイドライン 哺乳瓶についての記述は?

参考 乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて厚生労働省

朝日新聞の記事に「厚生労働省」「WHO」というキーワードがありました。

この2つは哺乳瓶の衛生管理について何が書いてあるのか?

3.1.1 哺乳及び調乳器具の洗浄及び滅菌
乳児への授乳及び調乳に使われた全ての器具を次の使用前までに徹底的に洗浄及び滅菌することは非常に重要である。

第3部:家庭内において 乳児用調製粉乳の安全な調乳、 保存及び取扱いに関するガイドライン(仮訳) 2007年

ドーーーン!と出てきました。「洗浄と滅菌」。

とくにサカザキ菌とサルモネラ菌の感染リスク減少のために、洗浄と滅菌の必要性がある、と。

どのように滅菌するか読んでみると・・・6つの手順があって・・・

「この通りにやれてた?(やれてない)」

とちょっと気持ち悪くなってきました。

(めちゃくちゃ教科書通りのことが書いてあります、当たり前ですが)

 

これだけやらないと、赤ちゃんに菌が入って、病気になっちゃう・・・
なんて今さらながら滅入りました。

とはいえ、ここまでやってなくても子は元気に育つ。

でも何かあるかも?と思うと・・・一応滅菌したほうがいいのかな~というのが感想です。

一番のポイントは「ミルク作りに70℃のお湯を使う」「使わなかったら廃棄」

本ガイドラインにおける乳児用調製粉乳の調乳のポイント

○乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと。

 (注)高温の湯を取り扱うので、やけどに注意すること。

○調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること。

乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて

でも厚生労働省的(WHO)には滅菌は必要なんだろう、とわかりました。

でもこのガイドラインのサイトの一番目立つところにあるのは、2つの項目。

「70℃のお湯で作る」「2時間放置したら廃棄」

ここが一番のポイントなんでしょうね。

哺乳瓶を消毒するor消毒しない?

哺乳瓶を消毒するかしないかは自己判断、ということになりますが・・・

一番守るべき部分は70℃のお湯2時間放置したら廃棄なのかな。

消毒、滅菌も大切だけど、キレイに洗うことが重要。

 

思い返せば「消毒じょ~ず」さえすればいいでしょ!!って思ってたかも。

違いましたね。

でもあの頃の哺乳瓶5本をやりくりしてた精一杯な自分に教えてあげたら・・・
少し気楽になったような気もします。

そういえば「授乳前後におっぱいを清浄綿で拭く」というのもこの10数年でなくなったようです。

(おっぱいの保護やそこまでしなくても大丈夫など科学的な理由があるらしい)
(ネットではいつ頃から無しでよくなったか、正式な理由もよくわからなかった)

母の体は汗まみれで不潔な気がしましたが(夏生まれだったので特に)、すくすくと成長しました。

もしかしたら、
わが子が子供を産むころには「哺乳瓶の消毒???」と言われるかもしれませんね。

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