▼過去に乳腺炎、乳口炎になったときの記事
乳腺炎!乳口炎!おっぱいが固くて痛い①
乳腺炎!乳口炎!おっぱいが固くて痛い②
これまで幾度となくおっぱいに板が入ったような固さ、そして痛みに見舞われて来ました。
しかし産後5ヶ月、新たな症状が出ました。
高熱が出て、おっぱいの一部(乳輪の一部)が固く、地味な痛みがありました。
高熱はおそらくおっぱいトラブルが原因と思われますが、インフルエンザの時期と重なったので後で「もしや?」と内科にいきました。
インフルエンザは陰性。そのあと助産院でおっぱいマッサージを受けました。
その状況を書き留めておきます。
目次
高熱の前に関節痛が出る(1日目 15:00)
高熱が出る前に腰の痛み、膝の痛み、足がぼうっと痛む、といった段階的な痛みが出てきました。
このとき冬だったので「風邪か、インフルエンザか?」と恐怖を感じました。
とりあえず熱が出そうな気はしたので葛根湯を飲んで早めに横になりました。
悪寒、その後の高熱(1日目 22:00)
横になった頃には悪寒があり、その後、発熱に変わりました。
「やってしまった!」という気持ちでいっぱいに。
前日に薄着で外に出てたのがいけなかったのか?
子育て支援センターの乳幼児向けのコンサートに行ったのがいけなかったのか?
インフルエンザの予防接種はすでに受けていたのでまさか!
その後帰ってきた夫いわく、
「今年のインフルエンザは予防接種を受けていてもかかる」
と言われ絶望的になりました。
子供にかからないように、といってももう散々一緒にいたし、今も寝室は一緒だし。
そして翌日に病院に行くのか、義実家に預けるのか…いろいろ憂鬱になりながら眠りました。
(夜中、帰ってきた夫がベッドに入るとき「移さないでくれよ!」と言ったのを覚えています。)
37.7度の熱が出る(2日目 8:00)
思ったよりも熱が上がらなかったので、朝はいつも通り起きてお弁当を作り、家事をして、子におっぱいをあげて病院の予約時間まで過ごしました。
以前、助産院に駆け込んだときも熱は37度程度で「うーん、もしや?」と思い始めました。
でもおっぱいの変化はあまりよく分からず、それよりもインフルエンザが怖かった。
子を義実家に預けて、病院に行きました。
するとインフルエンザの検査は陰性。
しかし先生は「今、陰性でも明日高熱がまた出て陽性になることもあるからね」と。
うーん、それじゃあ意味ない。午後診療のほうがよかったかな、とモヤモヤして帰りました。
授乳中も飲める解熱剤(コカール)を飲むと、体の痛みも発熱も引いてきました。
インフルエンザ陰性を信じて寝たまま過ごす(2日目 12:00)
インフルエンザが陰性でも本当に信じていいのか?
子と一緒にいていいものか?
悩みましたが、夫が早めに帰ってくることはないので、陰性を信じることにしました。
リビングに布団を敷いて、子と一緒に横になる。
昼寝したり、横になりながら手遊びやおもちゃで時間が経つのを待ちました。
それに珍しく抱っこしなくても泣かなかったので助かりました。
38.9度の高熱が出る(2日目 21:00)
お風呂に入り、子を寝かしつけ、自分も軽くごはんを食べて寝ました。
すると眠れないくらいの悪寒。
なんだなんだ!と1時間くらい経つとカーッと熱が出てきました。
熱を測ると「38.9度」!
もうダメだ、インフルエンザだ、詰んだ!
一番に思ったのが、明日病院に行くときに子を誰に預けるか?です。
次の日は夫は休日だけど予定があっていない。
義実家は外出する可能性がある。
うーん、うーん……とりあえず2回目の解熱剤を飲んで寝ました。
すると熱がまた引いてきて、スッと眠れました。
36度に熱が下がる(3日目 8:00)
次の日起きてみると体が軽い。
熱を測ると35.9度。下がりすぎ。
時計を見ながら解熱剤がまだ効いてるのか?など考えました。
そんな長く効かないよな、ということは熱が下がったのか〜!
よかった!よかった!
おっぱいがおかしい(3日目 12:00)
じゃあなんで熱が出たのか?
改めておっぱいを確認してみました。
左おっぱいは異常なし。
右おっぱいは少し赤い部分がありました。
触ってみると乳輪の一部に固い部分が。
乳首には傷。
乳首はずっと割れていて、ジンジン痛いのは日常茶飯事でした。
この日は黄色いかさぶたみたいなものがあることに気づきました。
そして赤ちゃんが吸ったあと、ジワジワと痛みが残りました。
これはまたおっぱいが詰まったのか。
そう思って手で絞ってみると、乳房は柔らかくなるけど固い部分はそのまま。
しかも出てくる母乳の色が左のおっぱいと比べて黄色い。
急性化膿性乳腺炎か?
もしやこれは「急性化膿性乳腺炎」なんじゃないか?と不安になりました。
乳腺外科の病気:乳腺炎
急性うっ滞と急性化膿性の2種類
乳房のしこりや皮膚の発赤、痛みから始まり、熱感を伴い、さらに全身の症状、発熱、悪寒、関節痛、頭痛、腋のリンパ節の腫れ等がみられるようになります。一般的な乳腺炎には授乳期に乳腺に母乳が溜まって起きる急性うっ滞乳腺炎と、細菌感染による急性化膿性乳腺炎があります。
参考:徳洲会グループ 乳腺外科の病気:乳腺炎
乳頭部から細菌が入って発症急性化膿性乳腺炎は細菌が乳頭部から乳管を通って乳管や乳腺組織内に広がって炎症を起こします。原因となる細菌は黄色ブドウ球菌が多いようです。
膿みの排出から膿腫や乳管の切除も抗生物質の投与と症状の緩和から治療を開始します。膿瘍を形成している場合には中の膿みを排出するために、皮膚を一部切開します。膿瘍が大きい場合や形が複雑で持続的に膿みの排出が必要と判断した場合にはドレーンと呼ばれる柔らかいストローのような管を留置します。なかなか治らない場合や乳腺炎を繰り返し起こす場合には膿瘍の切除や原因となる乳管の切除を目的とした手術を行います。いずれの場合にも可能な限り容姿には配慮いたします。
もしや腫瘍ができて、外科的な手術で切除…!
なんて調べれば調べるほど不安が増しました(ネットあるある)。
とりあえず週明けにおっぱいマッサージでお世話になった助産院に行くことにしました。
マッサージでとりあえずスッキリする(6日目)
休日がはさまり予約が取れなかったので少し時間が空きました。
ネット検索はやめて、取れないしこりを撫でながら助産院へ。
状況を説明すると、「乳口炎かな」と、とりあえずマッサージしてもらうことになりました。
15分ほど経つと「とれない栓があるみたいで、2〜3日で取れるかな」と言われました。
(今、取れないのか…?)とちょっとガッカリしながらも、触るとスッキリ柔らかい乳輪に戻っていました。
結局、化膿性乳腺炎かどうかはよくわかりませんでしたが、外科的処置をしなくてもおっぱいはスッキリしました。
その後も胸はスッキリしないけど
結局のところ、右のおっぱいは「スッキリ気持ちいい状態」というわけではありません。
でも助産院で相談したことで心はスッキリにつながりました。
これからのおっぱいの状態には注意しようと思います。
▼残念ながら、症状は悪化。

