赤ちゃんが生まれて5ヶ月。
2人でいる間なにをしたらいいのか?赤ちゃんって何考えてるの?とモヤモヤしていました。
この本を手に取ったのは「読み聞かせの本」と勘違いしたからでした。
(声に出して読みたい日本語、みたいな本だと思った)
全然違いました。
赤ちゃんと1対1で接することの大切さが書いてあります。
予想と違いましたが、とてもよい本です。
無理に絵本をよむ、おもちゃで遊ぶ、ということではないことがわかり、ホッとしました。
図書館で借りたのですが、予約して1ヶ月くらい待った人気本です。
目次
この本に書いてあること・書いていないこと(満6ヶ月まで)
4歳まで使えるこの本は分厚い。わが子は5ヶ月なので、一旦満6ヶ月までの内容を読みました。
月齢ごとの赤ちゃんの成長がまず書いてあります。
そしてどのように「語りかけ」すればいいか書いてあります。
絵本を読みましょう、おもちゃを買ってあげましょう、といったことは書いてありません。
うちは絵本もあまりないし(読み聞かせもしていない)、おもちゃもそんなに買ってなくて(なにを選べばいいかよくわからないまま時が過ぎた)。
しかし重要なのはモノではない。とにかく2人の時間を作ること。
あと本の構成が、まず赤ちゃんの月齢ごとの特徴、次に「語りかけの方法」という流れなので読みやすいのも気に入りました。
赤ちゃんと静かな部屋で2人きりで語りかける
赤ちゃんはまわりの音を拾ってしまうので、なるべく静かな部屋で2人きりで向き合いましょう、と。
赤ちゃんが話す言葉をお母さんがマネしたり、赤ちゃんの体をリズミカルに動かしたり。
親が話す言葉を子にマネさせるのではないのだなあ。
あとタイトルに「30分 」とあるのは目安時間で、例えば働いていてずっと一緒にいない人や他に子供がいて赤ちゃんと付きっきりじゃない人も、30分時間をとってその子と向き合うことが大切。
なのでまだ1人目の子供で時間が取れる人は、赤ちゃんといる間向き合えばいい感じなのかな(と私は解釈した)。
赤ちゃんと「会話」する
この本によると生後6週から8週くらいになると赤ちゃんとの間で会話がはじまる、とあります。
もちろん言葉を使ったおしゃべりというわけではないです。
赤ちゃんが言った言葉をお母さんが返し、赤ちゃんがにっこりしたらにっこりし返す。
これが会話の始まり、ということです。
その後、赤ちゃんが音やしぐさ、表情で言おうとしてることに応えることで、赤ちゃんは声を出すと願いが叶うことがわかり、本当にしてほしいことを伝えるようになる、と。
忙しいときは、家事などやってることの実況中継でもいい。
赤ちゃんと声のふれあいがあるのが大切。そして声のリズムや調子などの言葉の全体像を知ることも大切な情報源とのことです。
赤ちゃんとしっかりふれあう時間が取れなくても、赤ちゃんに向かって伝えることが大切なんですね。
家事や仕事が忙しくても、気軽にコミュニケーションが取れそうな気がしてきました。
「赤ちゃんが興味を持っているものに遊びの音を添えましょう」
遊びの音とは「擬声語や擬音語」のこと。
ボールが転がったら「コロコロコロ」、おなかに指を走らせて「コチョコチョ」、抱っこして「たかいたかい」。
赤ちゃんに「声を聞くのは楽しい」というメッセージを伝えられるそうです。
わたしも体をさわって擬音語を言ってるのですが、それって意味あるの?って思っていました。
でも擬音語の語感の楽しさみたいなのを伝えられると知り、これからも積極的に使おうと思いました。
赤ちゃんの発達とそれに合わせた語りかけ方法がわかる本
0歳から4歳まで、赤ちゃんの発達に合わせた語りかけ、遊び方が書いてあります。
ですがハウツー本というよりも赤ちゃんの発達に合わせて親はどう対応したらいいかがわかる感じです。
赤ちゃんと向き合うってことは、小さい頃から絵本で読み聞かせしなきゃいけないの?おもちゃいろいろ買った方がいいのかな?と思っていました。
ですがこれを読んだら「今のままでいいのかも!」と安心できました。
こういう手軽にできるアイデアも載っています。
語り口も優しく、水彩の挿絵もほっこりさせられます。
赤ちゃんってどんなこと感じているんだろう?親は何したらいいんだろう?とモヤモヤしたときにオススメの本です。
「自然体でいいんだ!」と安心できます。