【本の紹介】ちょっと理系な育児 母乳育児篇

母乳育児、おっぱいに関する本です。科学的根拠に基づく本ですが、堅苦しくなく、サクサク読めます。

科学的根拠あり&イラストが多くて読みやすい

以前紹介した「産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK」と同様、科学的根拠に基づく内容で安心して読めます。
「ちょっと理系」という部分が根拠ある、という意味です。
こちらはイラストが多いのでより親しみやすいです。

内容はWHOガイドライン「乳幼児の栄養法」を中心にまとめられたものです。

科学的と言いながらも産後の精神的にキツイときにも優しく寄り添ってくれる内容で「くじけそうだったけど、まだ母乳で頑張ろうかな」と思えます。

産院で教科書に使ってほしい

産後の入院中、看護婦さんが毎日入れ代わり立ち代わり来て、ワーワー言って去って。
母乳の基本的な事を教わらないまま、母乳をあげたりミルクをあげたり。

産後で頭も回らないし、覚えられないから、こういう本を教材として使ってほしいと願います・・・!
(でもこの本は母乳育児の本なのでミルクの記述はかなり控えめ)

ただこの本にもあるように、病院によって施設のシステムや医療スタッフの知識やスキルは異なっています。
この本で紹介されているWHOによる「母乳育児を軌道に乗せるための10ステップ」と考え方が合わないところも多く、母乳育児が難しく感じてしまう、くじけてしまうお母さんも多いでしょう。

WHOの「母乳育児~10ステップ」と病院で起こっていることのギャップを比較する内容もなかなか興味深いです。
(わたしのお世話になった病院は当てはまらない点が結構ありました…)

赤ちゃん主体の母乳育児

WHOのガイドラインは病院の指導と全然違っていました。
病院では片方のおっぱい何分、両方吸わせるなど決められていました。(きっと多くの病院でこういう指導があると思います。)

しかしこの本(WHOのガイドライン)だと基本赤ちゃんが吸いたいだけ吸わせる、と。
片方しか飲まなかったらそれでいい、と。

病院では「両方飲ませる」と言われてて、わが子は片方で寝てしまうので「これでいいのか?」とずっと悩んでいました。
カウント方法も片方だと1回と数えていいのか?など思っていました。

それでいいみたいです。って、結構画期的じゃないですか?
あんなに真剣に、ストレス感じながらメモっていたのがバカみたいです。
(もちろんそれで安心した部分もありましたが)

わたしはこの本を読む前からモヤモヤしたので生後2ヶ月で授乳回数や時間のメモもやめ、赤ちゃんに吸わせたいだけ吸わせました。
しかし「そんなことでいいのか?赤ちゃんに何かあったら?」と内心ドキドキ。
でも別にやらなくても大丈夫みたいです。安心。

わが子も(結果オーライなのかもしれないけど)スクスク成長しています。

授乳前や授乳中に痛みを感じるのはオキシトシンのせい

おっぱいの仕組みも図を使って丁寧に説明があります。
その中でオキシトシンとプロラクチンの効果についてわかりやすい説明があります。
おっぱいがたまに痛いことがあって、「なんでだろう」と思っていましたが、それがオキシトシンの分泌と関係があると知って安心しました。

なんでおっぱいって出るんだろう?と不思議に思うときがありました。
あと「おっぱいがフニャフニャでもちゃんと出る」って書いてあってそれも安心。

泣きと乳腺炎のトラブルシューティングがおもしろい

こういうフローチャートあったらいいな、と思っていたものがついていました。
赤ちゃんが泣き止まないとき、どうしたらいいのか、どんな原因があるのかがわかるように整理されています。

同様におっぱいが痛いときのフローチャートもあります。
一言でおっぱいが痛いと言ってもさまざまな症状と原因があるんだな、となるほどと感じました。

月齢別の理想・現実の早見表もおもしろい

「おっぱいライフ”理想と現実”早見表」というのもついています。
新生児のときに授乳回数は1日8回と言われていたけれど、実際は1日20回近く授乳してて「多すぎ??」と戸惑うこともありました。
この早見表では理想(イメージ)は「1日8回」だけど、実際は「1日8~19回(赤ちゃんによって異なる、日によっても異なる」と示しています。

他にも授乳間隔は理想(イメージ)は3時間おきですが、実際は3分~5時間の間で毎回バラバラ、と。

自分の子の月齢と照らし合わせて、共感と発見でいっぱいになります。

おもしろかったのは1歳の授乳間隔の現実「外出した日などは日中の授乳がないこともあれば「新生児ですか!?」と突っ込みたくなるくらい頻繁に欲しがる時もある(まだ赤ちゃんだからね)」とあります。

こうやって知っておけば1歳のときに「まだ赤ちゃんだからしかたないな~」と思えそうです。

おっぱいの知識と現実がわかって安心できる本

産後、おっぱい関連のことに相当悩み、時間を割いてきたと思います。
そして理想ばかり目にすることが多いので現実とのギャップにも毎日のように苦しみます。
しかしおっぱいを本格稼働させたのは初めてで、何も知らないし何が起こるかわからないのは当たり前。
「こんなこと教わったな」と思いながら、気楽に授乳できたらいいなと思いました。

気楽に授乳するためのポイントがこの本にはまとめられているので、母乳育児に悩んでいる方にぜひオススメです。

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